【ホリデーシーズンの舞台裏へ】パーティーの熱気を支える「キッチン潜入」ルポ|トロントの魚屋さんTaro’s Fishで編集長のちょっと立ち話|#トロントグルメ部|食の編集部
12月に入ると、トロントは一気に“人が集まる季節”へと切り替わる。忘年会、クリスマスパーティー、新年会、企業レセプションなど、街のあちこちで、誰かが誰かとテーブルを囲み始めるころだ。
一年を通して Taro’s Fishには、刺身や寿司のケータリングやパーティープラッターの注文が絶えない。しかし、ホリデーシーズンが近づくこの時期だけは、店全体がどこか“特別な静かな熱気”に包まれるという。


その日、3号店のDine-inスペースでは、日系コミュニティーのゴルフ会の打ち上げパーティーが行われていた。表のにぎわい、笑い声、銘々のグラスが触れあう音——そんな華やかな場のすぐ裏側で、キッチンにはもうひとつの“ドラマ”が存在していた。
貸切パーティーのキッチンに“潜入”


午後2時、ゲストが続々と会場に集まるころ、キッチンではすでに小さな戦いが始まっていた。寿司・刺身を担当するマサトさん、料理全般をまとめるリョウさんを中心に、次々と皿が組み上がっていく。この日のテーマは、「温かい料理はベストなタイミングで“できたての温かさ”を保ち、刺身·サラダ·酢の物などの冷製料理は、素材本来の魅力が最も引き立つように、美しく整えた盛り付けで提供すること」。一皿一皿が一番おいしく感じられる“その瞬間”を大切にしながら、温度と仕上がりの状態、その両方に丁寧に向き合っている様子がうかがえた。


Taro’s Fishでは、キッチンリーダーや担当ポジションを若いスタッフにも積極的に任せる。「任せることで、人は一番成長するからね」と太郎さん。もちろん味の最終チェックや構成の決定は太郎さんが行うが、“自分の判断で動く”経験を積ませることを大切にしているという。


パーティーには“流れ”がある
ゲストが席に着くスピード、会話の弾み方、皿が空くタイミング──それらを読むことで、“一番いい瞬間”に料理を重ねていく。華やかな会場の裏で、そんな繊細なリズムが作られていた。


かつて“自分の店でお客さんの前で料理をする主人になりたい”と夢見た太郎さんにとって、ケータリングの場は原点に近いらしい。以前ケータリングに同行した時に語っていた言葉が印象的だ。


「たとえばケータリングでその場で握ると、“わぁ!”って顔が上がるでしょう?あの瞬間が好きだよね。リアルタイムで反応が返ってくるのって、パーティーならではの醍醐味なんだよ。結局、場所がどこでも関係ないんだよね。人が集まって、料理があって、そこに笑顔が生まれる。それだけで十分なんだよ。」
ホリデーシーズンのパーティー・ケータリング受付中

- 店内貸切パーティー
- 企業/ご自宅へのケータリング
- パーティープラッターの注文
などご予算に応じて受け付けている。


トロントが一年で最も輝くホリデーシーズン。レストランでも、オフィスでも、週末の家でも、特別な日を、特別な料理で彩りましょう。心に残るパーティーの時間を、そろそろ計画してみませんか。



季節の鮮魚や美味しいお刺身、お寿司、お惣菜が満載
Taro’s Fish
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