これぞ “魚屋ごはん” 好きなネタを選んでDine-inで手巻き寿司はいかが?|トロントの魚屋さんTaro’s Fishで編集長のちょっと立ち話|#トロントグルメ部|食の編集部
初夏の気配が心地よいトロント。Taro’s Fishの3号店では、Dine-inスペースに加えてパティオでもビールを楽しめる季節がやってきた。定番のランチメニューに加え、日替わりのうどんや丼ぶり、刺身や天ぷらなど豊富なラインアップが揃い、店内にはランチを楽しむ人々の笑い声が響く。今日はあらたに魚のプロが手がける“魚屋ごはん”を紹介したい。
お昼どきのミーティング。「ちょうどいい時間だから、ランチでもどう?」と声をかけてくれたのは太郎さん。トロントにもようやく夏の気配が訪れ、家族や友だちが集まって、にぎやかにテーブルを囲む季節が始まる。今日はそんなシーンにぴったりな、魚屋さんならではの“食の楽しみ方”を教えてもらった。
「うちの一番の特徴は、やっぱり“魚屋”ってところなんだよね」と太郎さん。
ポルトガルやニュージーランド、ボストンなど世界中の漁港から届く天然モノや旬の魚が、営業に合わせてずらりと冷蔵ショーケースに並ぶ。マグロひとつとっても、大トロ・中トロ・赤身・中落ちなどが揃い、サーモンもキングやアトランティックが選べる。背側か腹側かもお客さんが選べるのが専門店ならではの魅力だ。
「いろんなネタの中から好きなものを選んで、その場で手巻き寿司を楽しんでもらえる。そんなふうに、魚屋ならではの新しい食の楽しみ方をもっと多くの人に知ってもらえたら嬉しい」という思いがあるという。
もちろん、好みに合わせて選んだネタはその場で手巻き用に美しくカットしてくれる。添えられるのは大根のツマや大葉など、彩りと風味を添える日本らしい心配り。Taro’s Fishの合言葉「Slice it please」の精神は、ただ切るだけではなく、見た目にも美しい盛り付けで提供される。ここには、魚屋の技術と和のおもてなしの精神が詰まっている。
手巻き寿司の魅力はネタだけにとどまらない。「シャリと海苔」この二つがあってこそ、手巻き寿司の完成形だと太郎さんは語る。
「うちはテイクアウトが基本の店だからこそ、シャリは“冷めても美味しい”を大事にしてる。日本米もいろいろ試して、定期的に変えているんだよ。海苔も、日本から海苔メーカーの人がわざわざ来てくれてね。等級がある中でも、このDine-inで出す手巻き寿司には、一番グレードの高い海苔を使いたいって話してる。」


ネタ、シャリ、海苔。その三位一体の絶妙なバランスが、Taro’s Fishで味わえる“魚屋の手巻き寿司”を、ちょっと特別な体験にしてくれる。賑わいが戻ってくる夏のトロント。涼しい店内で、好きなネタを自分で選ぶワクワク感と一緒に、Taro’s Fishの新しい楽しみ方を体験してみてほしい。
祝5周年!Taro’s Fishマーカム店
Taro’s Fishの2号店であるマーカム店が、2025年6月5日に5周年を迎える。パンデミックという未曾有の状況下でオープンした同店は、現在では地域に根ざした人気店として定着している。定番の刺身や寿司に加え、この店舗ならではの約10種類の自家製ハンドロールも見逃せない。シャリ・海苔・具材の絶妙なコンビネーションにより、定番から個性的な味わいまで、手軽かつボリュームたっぷりに楽しめる。5周年を機に、ぜひ味わってみてもらいたい!
季節の鮮魚や美味しいお刺身、お寿司、お惣菜が満載
Taro’s Fish
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