ハンガリーのお菓子・オランダのお菓子・ウクライナのお菓子|特集「ヨーロッパの伝統菓子」第二弾
ヨーロッパの真ん中に位置し、カルパチア盆地にある美しい小国、ハンガリー。日本同様、世界で有数の温泉大国であり、芸術の国としても知られるハンガリーは甘酸っぱいフルーツを使ったデザートや、 小麦粉の生地で作ったお菓子が豊富。
Eva’s Original Chimneys
こちら、チムニケーキをトロントに広めた今ではお馴染みのお店。ベース生地は、ココナッツミルクを使用し、ビーガンに適した7種類のみのシンプルな材料で作られる。目の前でくるくると棒に巻かれて焼き上げられるところが覗けるのも面白い。トッピングもシナモンシュガーや、くるみといった上からまぶすものや、ヌテラクリーム、ホワイトチョコレートなどといった筒状の生地の中に塗るクリームを選んでカスタマイズ出来るのも魅力。チムニコーンの中にアイスクリームとお好みのソースやトッピングを追加すれば満足感たっぷりのデザートの出来上がり。
「チムニケーキ」とも呼ばれるパンに似たハンガリーのお菓子。芯となる棒に小麦粉を発酵させた生地をぐるぐると巻き付けて焼き上げられるので出来上がりはまさに煙突のよう。ドラキュラがいたとされるトランシルバニア地方に住むハンガリー人が作り出したと言われている。ハンガリーではクリスマスマーケットの屋台などで売られ、出来たてほかほかのこのお菓子を片手に人々が行き交う姿が伺える。
Borrel
開発までに3年半!
お店自慢のストロープワッフル
Borrelはトロントで唯一のオランダ風の「ブラウンカフェ」。クラフトビールやカクテル、伝統的なオランダのバースナックやコンフォートフードを提供しているレストランだ。トロントでストロープワッフルを作ることは至難であったそうだが3年半をかけて現在のBorrelのストロープワッフルが完成したのだとか。お店自慢の一品をぜひ召し上がれ!
オランダ発祥の洋菓子で、格子状模様の薄くて円形のワッフル生地の間にシロップを挟んで専用の機械で焼き上げたもの。1810年に誕生したと言われ、歴史のあるオランダのスイーツだ。2016年以降、アメリカのユナイテッド航空では、国内線で朝食用スナックとしてストロープワッフルを提供しているという。また、かつてのオランダの植民地であったインドネシアもこの料理を受け継いでおり、蜂蜜やシロップをかけて甘~くして食べるのだとか。
ボルシチの発祥で有名なウクライナ。豊富なスイーツの中から、伝統の揚げたお菓子をご紹介!
Janchenko’s Bakery
@janchenkobakery
60年前の鋳鉄製鍋で作られる伝統菓子
ウクライナの伝統的なお菓子のひとつであるHrustikiは、60年前から使われているという鋳鉄製の鍋で作られている揚げクッキー。甘くサクサク食感でぜひコーヒーや紅茶と一緒に食したい一品だ。
卵をたっぷりと使ったウクライナの揚げたクッキーであるHrustikは、シュークリームのような卵の風味を感じるクッキーだ。少し切り込みを入れた生地を、くるんとひねることでリボンのような可愛らしい形に。ウクライナではクリスマスに食べる習慣があるという。仕上げに粉砂糖をたっぷり振りかけて甘くてサクサクのクッキーが完成!
ウクライナ伝統ドーナツをいろんなフレーバーで楽しんで!
ラズベリー、クラシックプラム、サワーチェリー、ローズジャム、カスタードなど数種類のPonchikiは人気メニューの一つ。季節によって変わるフレーバーも楽しみの一つだ。出来立てのPonchikiは格別の
美味しさ!
ウクライナの甘い一口サイズドーナツ。本場ウクライナではカッテージチーズに似た「ファーマーチーズ」を詰めて揚げ、仕上げに粉砂糖をまぶして完成。主成分がチーズであることで、口に入れるととろけるような食感に!外はサクサク、中はとろんとした食感も楽しいドーナツだ。