今月のネタ 「ニュージー ランド産」天然のメダイ(目鯛)|トロントの魚屋さんTaro’s Fishで編集長のちょっと立ち話
「編集長、今日はニュージーランドから脂たっぷり大きな天然メダイが入ったよ」との第一声をもらい駆けつけたのはノースヨーク店。長年懇意にしている鮮魚卸と漁師さんが太郎さんに扱ってもらいたいと思ったはずと感じたという見事な1本。研ぎ磨かれた柳包丁で最高の一品を作ってもらう。
たっぷりの脂が引き立てる、クセのない上質な白身のうま味
目の前には大型のよく肥えたメダイ。透明感ある白身には脂がたっぷり乗っているのがわかる。炙る前からいかにも美味しそう!「漁師さんがきちんと活け〆処理をして鮮度も身質もとても良い状態。今回は特に脂のりが最高なので香ばしい焼き目の皮と一緒に食べてほしいね」と太郎さんも久しぶりに入った丸々と肥えたメダイに興奮が隠せない様子だ。
箸が止まらない!脂たっぷり上質の白身を炙りたたきでいただく!
もともと料理人としてキャリアを積んできた太郎さん。柳包丁をもち炙った白身を熟練の手つきでさばいていく。刺身は大きく厚く切るという太郎さん、今日のメダイは大きく脂もたっぷりなのでいつもよりは少し薄く手前にすーっと一気に引いていく。見ているだけでヨダレが出そうな脂たっぷりの白身の透明感がたまらない。
千切りにされたタマネギの上に豪快に、でもフォルムは美しく盛り付けられたメダイ。味付けはポン酢と一味がブレンドされた大根おろしの薬味で、クセのない上品な白身にアクセントをつけていく。素朴な味わいながら、しっかり脂がのっているので口の中で広がるうま味と酸味あるピリ辛の感じが非常に美味しい!それに香ばしい焼き目がついた皮目と身の間にうま味がたっぷり、これは申し分ないお味でしっかり歯応えを感じることができて、それがまた食欲をそそるんです。
動画は、まず近所の人たちに知ってもらい、何か魚のことであれば店に来てもらいたいという思いが原点
Taro’s Fishのインスタなどでは太郎さんによる見事な魚の捌き方の実演がアップされている。「目的は庶民の味方でありたいうちの店を地元の人たち100人にでも知ってもらいたいというのが原点だけど、その原動力はここにいる若いスタッフのために記録しているというのもあるよね。自分が培ってきた技術や人脈をこれからの人材に共有したいし、同じベクトルを向いて仕事をする環境を作りたいからね。今年も新しい挑戦があると思うけど、みんなが活躍する場所を作っていくことが僕の仕事だと感じているよ」と太郎さん。今回のメダイも場面場面で若手スタッフが見学したり撮影したりと忙しい合間にも一瞬でも学ぼうとしている姿にTaro’s Fishの未来を感じた。
煮て良し、焼いて良し、刺し身で良し。どんな食べ方でも美味しく食べれる
メダイはクセが無く、底味はしっかりあるのでどんな料理にでも合うという。「クセのない白身は、今日のたたきのほかにもカルパッチョや刺身はもちろん、加熱しても身が固くならないから鍋や煮付け、唐揚げ、ムニエルにしても美味しい。鍋はアラから上品でコクのあるだしがとれるし、昆布だしやカツオだし、辛い系の鍋までどんな鍋にもマッチするね。しゃぶしゃぶも最高だと思うよ。」
今回ほど大ぶりで脂がしっかり乗ったメダイが入荷されるのは年でも数回だという。30年以上、魚を見続けてきた太郎さんでも喜ぶ美味しそうな鮮魚が入ってきた時は大抵朝1番にインスタグラムのストーリーにアップされている。魚だいすきです!という人はチェックしてみてください。
季節の鮮魚や美味しいお刺身、お寿司、お惣菜が満載
Taro’s Fish
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