【第26回】国際離婚:「配偶者扶養」と「婚姻費用」!?|カナダの国際結婚・エキスパート弁護士に聞く弁護士の選び方
前回、配偶者に対する扶養義務についてお話したところ、カナダの「配偶者扶養」とは、日本の「婚姻費用」のことですか?との質問がありました。そこで今回は、カナダと日本の配偶者に対する扶養義務を比較してみることにしました。カナ […]
前回、配偶者に対する扶養義務についてお話したところ、カナダの「配偶者扶養」とは、日本の「婚姻費用」のことですか?との質問がありました。そこで今回は、カナダと日本の配偶者に対する扶養義務を比較してみることにしました。カナ […]
国際離婚に瀕する時、様々な不安が頭をよぎります。なかでも子供のこと、お金のことは、最大の問題でしょう。オンタリオ州では、離婚に伴う扶養義務が確立されています。養育費の値は親権やペアレンティングなど子の養育に関する取り決 […]
弁護士のアドバイスは、法的に有効なアグリーメントを作成するために欠かせません。親権やペアレンティングに関する取り決めも、財産分与や養育費などのお金の問題も、当事者だけではなかなか解決できません。ご自身のみならず、お子さ […]
お金が全て?全てはお金? 離婚に瀕する夫婦の多くは「お金で愛情は買えないけれど、お金で復讐はできる」と思い込んでいるように思えます。社会的にも経済的にも成功している人々が、復讐心に燃えお金に執着する姿は、哀れですらあり […]
2014年、日本は、ハーグ条約の「子供の国際的な移動(引っ越し)に関する規定」に従うことを受け入れました。これによって、例えば、カナダに住んでいた日本人が、もう一方の親の同意なく子と日本に引っ越し、もう一方の親が不服を […]
国際結婚しカナダで生活する日本人女性が離婚を考える時、最大の不安はお金のことでしょう。しかし、養育費と配偶者サポートの値に関する法的指導が徹底しているカナダでは、容易に解決できるはずです。州法で定められた養育費ガイドラ […]
コロナ禍での遠距離婚約者たちが、マリッジ・コントラクトの作成を選ぶことが増えています。 COVID-19の蔓延は、遠距離カップルに大きな影響を与えました。しかし会えない時間が愛を育み婚約に至ったカップルもあります。ま […]
カナダでは、両親の離婚後も双方の親が共に子の成長に関わることが、子にとって最良である、という考え方が定着しています。前回この考え方を背景とした共同親権、そして「子がそれぞれの親とどのように50%づつの時間を過ごすのか」 […]
国際結婚でカナダに移住するなら、ハーグ条約についての理解を深めることが大切です。ここでのハーグ条約とは、両親が別居した場合、その親権など子に関する取り決めは「別居の時点で子が両親と暮らしていた国の法律によって決められる […]
自宅の購入は、若い夫婦にとって最大の夢でしょう。しかし自分たちだけで購入資金を調達するのはむずかしく、両親に頼ることもあるかもしれません。 そこで今回は、親が子の自宅購入資金を援助するときの注意点をエキスパート弁護士 […]
前回、オンタリオ州では、夫婦が別居する際には、婚姻財産を均等に分けることが法律で定められていることを紹介しました。また、夫婦が暮らした自宅は、常に婚姻財産と見なされ、夫婦が同等の権利を有することにも触れました。 今回 […]
夫婦が別居するときには、婚姻中に作った財産を同等に受け取る権利があります。日本ではこれを財産分与といいますが、夫婦双方が権利をもつ財産を別居に際し清算するわけなので「婚姻財産の清算」と呼ぶべきなのかもしれません。 し […]
結婚や離婚に関する約束事を同意書にする時、夫と妻が別々の弁護士を雇い、それぞれの法的権利について説明を受けることが大切です。弁護士のアドバイスを受けずに同意書に署名することは、自身の権利を放棄することになるばかりか、後 […]
マリッジ·コントラクトとは、一般にプリナップと呼ばれる婚前契約で、離婚時の金銭問題から生じるストレスを軽減することを目的としています。 TORJA誌上でも、幾度となくマリッジ·コントラクトについて紹介してきましたが、 […]
新型コロナウイルスの感染拡大は、「コロナ離婚」なる新現象を生み出しました。世間ではこれを「在宅勤務などで夫婦が一緒に過ごす時間が増えたことで、性格や価値観の違いが表面化し離婚が現実化すること」と定義しています。 国際結 […]
カナダで子育てをしている日本生まれの女性が国際離婚に瀕するとき、 離婚=子どもを連れて実家に帰る という、彼女らの意識に刷り込まれたシナリオが崩れ去ることがあります。 国際結婚した女性たちの間でハーグ条約について語ら […]
前回、子どもと一緒に海外旅行するときに所持したいトラベルコンセント(渡航同意書)について紹介しました。今回は、日本への一時帰国ではなく、離婚後の日本への移住(リロケーション)について考えてみましょう。 それにはまず、 […]
国際結婚ならずともカナダで暮らす母親たちの間では、日本などへ母子で旅行する時には父親のトラベルコンセント(渡航同意書)を入手することが一般的になってきました。もちろん父子が国外に出る時にも母親のトラベルコンセントが必要 […]