第18回 海外で日本語を継承することについて考える|カエデの多言語はぐくみ通信
私のコラム読者には海外永住だが自分の子どもに日本語を話してほしいと願う親御さんも多いでしょう。子どもに自分の言葉を伝えたいと思うのは自然なことです。ただ、これが海外だとたいへん難しく、日常必要のない日本語を進んで学ぼう […]
私のコラム読者には海外永住だが自分の子どもに日本語を話してほしいと願う親御さんも多いでしょう。子どもに自分の言葉を伝えたいと思うのは自然なことです。ただ、これが海外だとたいへん難しく、日常必要のない日本語を進んで学ぼう […]
わが家の日加ハーフ2人の子どもたち(現在成人)はどちらも小学1年生から高等部卒業まで12年間トロント補習授業校に通いました。結果は行かせて正解でした。ハーフでも補習校高等部を卒業できます。でもどうやって?そしてハーフな […]
カエデの子どもたちは現在カナダの大学生です。今月号では子育てや教育を振り返り、10項目について日本とカナダの特徴を比較してみたいと思います。 ①夫の家事育児参加 夫の家事育児参加を比較すると、日本人男性の家事育児時間 […]
日本人と外国人の親から生れる子どもを日系国際児と呼びます。カエデの子どもたちも日本とカナダの国際児です。祖国を2つ持つ彼らのアイデンティティはどのように形成されるのでしょうか?成人した子どもたちに日本語で聞き取り調査を […]
去年から今年にかけて「差別」という言葉をよく聞きます。ブラックライブズマターやコロナ禍でのアジア人女性への暴行に見る人種差別。今年は森喜朗氏の女性蔑視発言や、なかなか進まない選択制夫婦別姓問題があり、先日はメーガン妃が […]
海外に定住する日本人は52万人です(2019年)。その内32万人が女性で、男性の1.6倍となっています。私の住んでいるカナダでも、日本人女性の定住者が日本人男性より多く、既婚者の大半は日本人男性以外と国際結婚しています […]
私は英仏2言語が公用語の国カナダに住んでいます。しかし、カナダ人、特に英語が第1言語でフランス語も話せる人は、私のまわりにほとんどいません。英語を話せれば外国へ行っても特に困らないからです。また、日本も小学生から英語が […]
国際結婚や移住で海外に住み、子どもに継承語として日本語を教えることはほんとうに難しいです。日本からカナダに移り住んだ私は第1世代、子どもは第2世代ですが、カナダのグローブ・アンド・メール紙に、海外での継承語は、第2世代 […]
この号が出る頃には、クリスマスやお正月をどのように過ごそうかと考えている海外在住家庭も多いのではないでしょうか。日本人が国際結婚や移住で海外に住んでいると、「日本の行事もする派」と「現地の行事のみする派」に分かれるよう […]
日本人の親が永住者として海外で子どもを育てる場合や日本でのおうち英語、国際結婚で親が2言語を使用する場合など、複数言語で子どもを育てるにはいろいろなパターンがあります。気になるのが、日本人の親が子どもに英語で話しかける […]
今月は少し趣を変えて、私がなぜカナダに移住することになったのかをお話ししてみようと思います。私はカナダ人の夫と日本で結婚した時は、移住する気はまったくありませんでした。カナダのことを何も知らないし、仕事も持っていたので […]
海外、日本国内を問わず、子どもに複数言語教育をしていると起こる英語(現地語)と日本語ミックスの「ルー語」状態。国際結婚家庭や海外在住家庭、または日本で早期英語教育中など、多言語子育てをしているとどの子どもにも起こり得る […]
前編では、カナダの教育熱心な親に圧倒的人気の、英仏語バイリンガル教育システムであるフレンチイマージョンができた背景について触れました。今では入学希望者が殺到し、登録時には徹夜で並ぶ親がいるほどです。今回は、外国語を使っ […]
わが家の子どもたちは、カナダのフレンチイマージョンという公的な英仏語バイリンガル教育システムを利用し、そこに日本語補習校をプラスしてトライリンガルとなりました。3か国語すべてが高度になったのはこれら教育機関があったお陰 […]
全世界を揺るがすコロナウイルス感染拡大により多くの国が緊急事態体制となり数か月が経ちました。当初、一足早くパンデミックを経験した海外在住日本人が、日本ののんびりムードにヤキモキしている投稿がSNS上を賑わせていました。 […]
小さなお子さんを持つ国際結婚のお母さんと話していると、母親が日本語で話しかけてさえいれば日本語は上達すると思っている親御さんが多いようです。しかし、母親と過ごす時間の長い幼児期なら子どもも幼児語で日本語を話しますが、成 […]
「日本語教育の推進に関する法律(日本語教育推進法)」が2019年6月に公布・施行されました。海外在住者でもこの法律を知っている人は少ないのではないでしょうか。しかしこの法律は、海外定住家庭の子どもの日本語教育に今後大きく […]
前回のコラムでは、私たち親子が多文化主義を掲げる移民先進国カナダのトロントというマルチカルチャー都市に住んでいたこと、そしてそこに池端ナーサリーがあり、トロント補習校があり、公的英仏語バイリンガル教育のフレンチイマージ […]