北海道5:帯広から白老へ|紀行家 石原牧子の思い切って『旅』第96回
帯広でアラスカを見る? 人口約17万人の小都市帯広。ここで一泊して早朝トマム駅向かう予定だった。しかし、運よく北海道立帯広美術館で「星野道夫写真展」をやっているのを知り急遽出発を午後に変更した。展示された彼のアラスカの撮 […]
帯広でアラスカを見る? 人口約17万人の小都市帯広。ここで一泊して早朝トマム駅向かう予定だった。しかし、運よく北海道立帯広美術館で「星野道夫写真展」をやっているのを知り急遽出発を午後に変更した。展示された彼のアラスカの撮 […]
十勝平野 大雪山国立公園を抜け、十勝平野の緑街道をひたすら走る。この日の夕方帯広駅前でレンタカーを返却する予定なのでそれまで北海道の大自然の綺麗な空気を胸いっぱいに吸おう。 さてどこに行こうか?カナダで大陸横断ハイウェー […]
旭山動物園 稚内から飛行機で千歳空港に降りた私たちは特急ライラック23号で旭川へ向かった。約1時間半の電車の旅だ。 旭川市の有名な旭山動物園は実は動物の感染病や寝てばかりいる動物で客離れしたことが原因で1984年以降廃園 […]
日本の最北端、宗谷岬に潜む歴史 北緯45度31分に立つ最北端の碑の手前で間宮林蔵(1775〜1844)の銅像が今も海を見つめている。江戸時代に樺太が島であること、シベリアとの間に海峡(間宮海峡)がある事を発見した人物だ。 […]
どうめぐる?北海道 北海道新幹線に乗って北海道入りしたかった。残念ながら軍配が上がったのは格安の空路。大学時代の後輩を誘って7泊8日の北海道西巡りをするべく羽田から函館空港に飛ぶ。初めは欲張って北海道一周するつもりでいた […]
のんびりバス旅行 トロントには日本企業の駐在員とその家族がかなりいた時期があった。何十年も前の話である。そんな時知り合ったママ友二人と今でも付き合いがある。私が日本に戻る都度必ず連絡を取り合い会っていたのだが今年はなぜか […]
アメリカン・インディアン コロンブスが1492年に発見した大陸をインドと思い込んだことから、アメリカの原住民はインディアンと呼ばれるようになった。だが今はインド人と区別するためにアメリカン・インディアンと呼ばれる。 アリ […]
チャンス到来 およそ25年前、アリゾナ州(Arizona)フェニックス(Phoenix)に出張に行った時のことだった。地図を見るのが好きな私は自分のいる場所がグランドキャニオン(Grand Canyon)に近いことに気づ […]
大川の滝(おおこのたき) 栗生海岸を後に、西海岸を約4㎞走ったところに屋久島最大級の滝、大川の滝がある。展望台から眺めた千尋滝(3月号記)とは違い岩を降りて滝壺までいくことができる落差88mの迫力と醍醐味のある滝。屋久島 […]
千尋滝(せんぴろのたき) 屋久島には大きな滝がいくつもあるが、その有名な滝の一つが麦生の集落に近い千尋滝。超巨大な板状の花崗岩の谷間に落ちる水の落差は60m。展望台からぐるり360度の景観に入るこの滝は太平洋とともに雄大 […]
屋久島一周の始まり 旅のキックオフは空港の食券機で買った1000円のトビウオの唐揚蕎麦定食。トビウオの羽はカリカリ、身は白身で歯応えはアジに似ている。空港ビル入口横の小さな旅行案内小屋で地図をもらい昼過ぎのバスで8㎞南の […]
憧れの屋久島 数年前の7月、屋久島へ行く計画をしていた。ところが台風が来て鹿児島―屋久島間は海路も空路も全て閉鎖。やむなく鹿児島で土砂降りの旅をした。そういうわけで2023年5月の屋久島行きは私のリベンジ旅行でもある。今 […]
航海のルート変更 南氷洋の気候は予測がつかないほど急変する。船上でフォークランド諸島(Falkland Islands)に関する説明会を終え、さて上陸したら島のどこへ足を伸ばそうかと皆ウキウキしていた。しかし、悪天候の報 […]
ゴタル(Godthul) サウス・ジョージア島の北側にある小さな入江、ノルウェー語で「良いくぼみ」、スペイン語では「良い流れ」という意味らしい。日本語の読み方はゴッフル、ゴッドスルとかあるが、英語として読めばゴタルぐらい […]
ノルウェー魂 南極大陸は1820年頃発見されたが誰によってかははっきりしていない。しかし、南極点に到達したのは1911年のアムンゼン(ノルウェー)が最初だった(6月号記)。 ここでノルウェーとクジラの関係を話す必要がある […]
シャクルトンって誰? アルゼンチンのウシュアイアでマリタイム・ミュージアム(6月号記)に展示されていた探検家の一人にアーネスト・シャクルトン(Sir Ernest H. Shackleton 1874-1922)がいた。 […]
南極半島はどれくらい寒い? アルゼンチンに向かって弧を描く南極半島は北と南に区分されていて、平均気温はそれぞれマイナス5度とマイナス20度、と極端な差がある。南極大陸中心部の平均気温がマイナス30度からマイナス70度だか […]
南極大陸のどこへ行く? アルゼンチンのウシュアイアを出発し、ビーグル水道から船はドレイク海峡(Drake Passage)の荒波に突入、3日間の航海ののち南極地域に入る。氷に覆われていても地図上で陸のない北極と違い、南極 […]